天地人
昨晩の大河ドラマ、「天地人」は面白かった。昔の武士にとって、家督争いほど辛いものはなかっただろう。幼少の頃より家臣たちに担ぎ上げられ、主としての生き方を身に着けていくのって、どんな気分だろう?兄弟ほど恐ろしい存在はなく、「参りました」と頭を下げれば、家臣たちから見放され、武士として不本意な生涯を過ごすこととなる。何年か前の大河ドラマの武田信玄は若い頃、女達と遊び明かす日々を送っていたが、そんな気持ちが理解できないでもない。自他共に認める駄目人間になる事により厳しい現実から逃げるのって、潰れてしまうよりはいいという気もする。源義経なんかは、そういう事が苦手だったのかもしれない。「我こそは・・・・なるぞ!」なんて言って、自分から神様的存在になろうとする人だっただろうな。梶原景時との仲たがいも有名だし、頼朝さんが討ってしまわないと、と危惧したのもわかる気がする。それなのに兄弟愛を信じるような甘さがあったから、悲劇をたどってしまったのだろう。彼が生き延びるための方法はただ一つ、勢いに乗じて、鎌倉を占拠し、兄から実権を奪うことだったのではないか。戦国武将にもいろいろタイプはあるけれども、やっぱり「色気」が欲しいと女性の立場からすると、思ってしまう。皮肉にも、必ずしも一国を束ねるような偉人がそうだとは限らない。やはり、これは「好み」の問題なのだろう。喜んで命を投げ出せる、そんなヒーローって、本当にいたのかな?上杉謙信は実は女だったなんていう説があるそうだが、あまりに禁欲的で人間臭さのない、偶像のような武将の姿は、女神を連想させても不思議ではないと思う。女もそんなに完全ではないけれど(笑)。
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